
点数計算を覚えたいけど難しくて分からない…

点数計算ってどんな仕組みなの?
麻雀の点数計算を覚えたいけど、このような悩みや疑問を抱えている方はいるのではないでしょうか。
今回はこのような方のために、麻雀の点数計算を超分かりやすく説明します。
点数計算の方法
点数計算は以下の流れで行います。
②符の数を数える(符計算)
③点数計算表にあてはめる
この3つのステップを踏むことで、あがった手配の点数が分かります。

これを見てめんどくさそう・・・と思ったあなた、ちょっと待ってください!
一見複雑そうに見えますが、点数計算は実はただの足し算でしかありません。
そこまで深く構える必要はありません。
初めて点数計算を勉強する人も気楽に続きを読んでみてください。
それでは1つずつ説明していきましょう!
ハン数を数える
あがったら、まず役のハン数の合計を数えます。
次の牌姿をご覧ください。
ロン
:1ハン+234の三色同順:2ハン = 計3ハンです。
このようにあがった役のハン数を加算していきます。
さらにこの手でがドラだった場合、更に1ハンプラスで計4ハンとなります。
符の数を数える(符計算)
符とはあがり方やあがった形の難しさに応じて加算されるボーナスのようなものです。
初心者の方はここでつまずくことが多いですが、決して難しいものではありません。

先ほども言ったとおり、ただの足し算でしかありません。
規則性だけ覚えましょう。
符計算は次の3項目からなります。
②手配構成
③待ちの形
一つずつ確認していきましょう。
あがり方
符計算は、どのようなあがり方をしたのか、という観点からスタートします。
面前ロンの場合は30符、ツモや鳴いた場合は20符からのスタートとなります。
これら基本符に手配構成や待ちの形でさらに符を加算していきます。
ツモ、鳴いている場合:20符から計算スタート
手配構成
あがり方で最初の基本符が分かったら、次にあがった時の雀頭や面子の構成で符を加算していきます。
下の図をご覧ください。
雀 頭 | 役 牌 ![]() ![]() ![]() ![]() |
2符 | ||
その他 ![]() ![]() ![]() ![]() |
0符 | |||
面 子 | 順 子 ![]() ![]() ![]() |
0符 | ||
刻 子 | 暗 刻 | 19字牌 ![]() ![]() ![]() |
8符 | |
2~8牌 ![]() ![]() ![]() |
4符 | |||
明 刻 | 19字牌 ![]() ![]() ![]() |
4符 | ||
2~8牌 ![]() ![]() ![]() |
2符 | |||
槓 子 | 暗 槓 | 19字牌 ![]() ![]() ![]() ![]() |
32符 | |
2~8牌 ![]() ![]() ![]() ![]() |
16符 | |||
明 槓 | 19字牌 ![]() ![]() ![]() ![]() |
16符 | ||
2~8牌 ![]() ![]() ![]() ![]() |
8符 |
雀頭は役牌の場合は2符が加算されます。
風牌は自風または場風であれば役牌となるため2符が加算されますが、オタ風の場合は0符扱いです。
なお、東場東家の時ののような連風牌は4符扱いになるところもあります。
面子は刻子及び槓子にのみ符が加算されます。
順子の場合は符は加算されません。
面子の符の高さには以下のような規則性があります。
②暗刻(暗槓)>明刻(明槓):面前の方が面子を作るのが難しいため
③19字牌>2~8牌:19字牌の方が全体の枚数が少ない分面子にするのが難しいため

面子にするのが難しければ難しいほど符が高くなっています。
・雀頭が役牌:2符
・面子は刻子と槓子に符が加算される。
・面子の符の高さには、
①刻子>槓子、②暗刻(暗槓)>明刻(明槓)、③19字牌>2~8牌
という規則性がある。
待ちの形
あがり方で基本符を決め、手配構成で符を加算したら、最後に待ちの形でも符を加算します。
下の図をご覧ください。
待ちの形 | 例 | あがり牌 | ロン | ツモ |
両面 | ![]() ![]() |
![]() ![]() |
0符 | 2符 |
嵌張 | ![]() ![]() |
![]() |
2符 | 4符 |
辺張 | ![]() ![]() |
![]() |
2符 | 4符 |
シャンポン | ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() ![]() |
0符 | 2符 |
単騎 | ![]() |
![]() |
2符 | 4符 |
待ちが2種類ある場合はツモの2符のみ、待ちが1種類しかない場合はロンは2符・ツモは4符が加算されると覚えましょう。
また、の形の
待ちで
であがった場合、
+
の嵌張で見ることができます。
このように、待ちが両面とも嵌張とも見れる場合は、嵌張で見て符計算することができます。
ただし、両面ではなく嵌張で符計算した場合「平和」の役が消えて点数が低くなることがあるので、その場合は素直に両面と見て符計算しましょう。
・待ちが2種類:ロン0符・ツモ2符
・待ちが1種類:ロン2符・ツモ4符
点数計算表にあてはめる
ここまで導き出した「ハン数」と「符の数」を点数計算表に当てはめれば点数計算完了です。
以下の表をご覧ください。
親 | 1ハン | 2ハン | 3ハン | 4ハン | 5ハン | 6・7ハン |
30符 | 1500 (500) |
2900 (1000) |
5800 (2000) |
11600 (3900) |
12000 (4000) |
18000 (6000) |
40符 | 2000 (700) |
3900 (1300) |
7700 (2600) |
12000 (4000) |
12000 (4000) |
18000 (6000) |
50符 | 2400 (800) |
4800 (1600) |
9600 (3200) |
12000 (4000) |
12000 (4000) |
18000 (6000) |
子 | 1ハン | 2ハン | 3ハン | 4ハン | 5ハン | 6・7ハン |
30符 | 1000 (300/500) |
2000 (500/1000) |
3900 (1000/2000) |
7700 (2000/3900) |
8000 (2000/4000) |
12000 (3000/6000) |
40符 | 1300 (400/700) |
2600 (700/1300) |
5200 (1300/2600) |
8000 (2000/4000) |
8000 (2000/4000) |
12000 (3000/6000) |
50符 | 1600 (400/800) |
4800 (800/1600) |
9600 (1600/3200) |
8000 (2000/4000) |
8000 (2000/4000) |
12000 (3000/6000) |
※()の中はツモられた時の点数
初心者が覚えるべき部分に絞ってピックアップした点数計算表です。
まずはこの表から覚えていきましょう。
ハン数は、あがった手のハン数に当てはめて縦に見ます。
符の数は、あがった符の数に当てはめて横に見ます。
なお、符の端数(1の位)は切り上げで計算します。
例えば、22符の場合は30符、34符の場合は40符といった具合に計算します。
また、点数計算表は親と子で異なります。
親の方が点数が高いですが、子にツモられた時は親が多く支払う必要があります。

点数計算表は完全に暗記するしかありません。
呪文のように唱えて覚えていきましょう。
では実際に点数計算表を見ながら、点数計算をしてみましょう。















【ハン数】平和(1ハン)+三色同順(2ハン)=3ハン
【符の数】30符
●あがり方:面前ロン 30符
●手配構成:0符
●待 ち:両面


【点 数】親で3ハン30符ロンなので、5800となります。















【ハン数】


【符の数】40符
●あがり方:ツモ 20符
●手配構成:



●待 ち:嵌張

⇒20符+8符+4符 = 32符 ⇒(1の位は切り上げのため)40符
【点 数】子で3ハン40符ツモなので、1300・2600となります。















【ハン数】


【符の数】50符
●あがり方:面前ロン 30符
●手配構成:








●待 ち:嵌張

⇒30符+8符+8符+2符+2符 = 50符
【点 数】子で2ハン50符ロンなので、3200となります。
簡単に覚えたい初心者の方へ

こんな一気に覚えるのは難しい・・
もっと簡単に覚える方法はないの?
このような方もいると思うので、最初は以下の3つだけを覚えて点数計算をしてみましょう。
・ただし平和が付く場合は30符となる
・ツモ、鳴いている場合は大体30符になる
大体これで点数計算は合っています。慣れてきたら正しい計算方法も身に付けていきましょう。
まとめ
点数計算の方法はご理解いただけたでしょうか。
もう一度点数計算の流れについて整理します。
②符の数を数える(符計算)
③点数計算表にあてはめる
特に符計算のところが初心者のつまずきやすいところですが、慣れてしまえばただの足し算でしかありません。
最初にうちは時間がかかってもいいので、正しい点数がわかるようにしましょう。

点数計算ができるようになると、より麻雀の面白さが分かります。
本記事では書いておりませんが、点数計算には実は例外があります。
例外については以下の記事で書いておりますので、ぜひご覧ください。

点数計算の例外までマスターしたら、あなたの点数計算はほぼ完ぺきといっても過言ではありません。
通常の点数計算がある程度わかったら例外についても把握するようにしましょう。
ではまた。
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